弊社で制作販売している商品を実際にお使い頂いているユーザー様に、どのような用途でご使用頂いているかをレポートします。

ピーナッツスケール機に注ぐ情熱と技術。①

仲間の皆さんと共にピーナッツスケール機の魅力を伝える活動を行っている仁科智司さんをご紹介します。

岡山県でピーナッツスケールを制作され、ご同好の皆さんとクラブ「フォーフライヤーズ」立ち上げられ、仲間の皆さんと共にピーナッツスケール機の魅力を伝えらえれているWEBサイト「BackYardFactory」 でも様々な活動を行われている仁科智司さん。

※BackYardFactoryのホームページ(https://backyardfactory.net/)はこちらから →GO

今回は仁科さんのこだわりのある接着転写シート1を使用したピーナッツスケール機の制作過程と状況をご紹介いたします。

※以下、仁科さんのピーナッツスケール機制作レポートとなります。

制作状況をご紹介するピーナッツスケール機の名称は「ピッツ・スペシャルS2A」アクロバットチームのカナディアンレッズです。ピーナッツスケールは全て原寸プラン(設計図)の上で作ります。

桐の集成材の様な少し柔らかい板でA3サイズより少し大きいボードを使い、ボードの上にはプランを置いて各パーツをほぼハンドメイドで組み立てていきます。

1,5〜2ミリ断面のエクアドル産のバルサ棒材をカッターナイフと定規で切り出し、サンディング出来る木工ボンドで型紙にマスキングテープで固定しながら貼付け乾燥後パーツとして使います。

ピーナッツスケール機の制作過程は自由で胴体から制作される方等さまざまですが、私は翼から制作を開始します

プランの必要パーツ図をコピーしてその裏へ糊で吹き付けます。吹き付けたパーツ図を必要な厚みのバルサ板に貼り付け、此の板をパーツ図通りにパーツを切り取り、全部切出し終わったら翼前縁、後縁の棒材を用意して翼の組立に掛かります。

翼の組立ては先ず木の板を定盤にした場合プランを盤上にマスキングテープで止めラップで覆い、一般的には必要なパーツを待ち針で固定しながら瞬間接着材で組み立てますが、私は鉄板ボードで磁石で固定組み立てています。

主翼の完成状況です。

ピーナッツ屋は此れを生地完と言って居ます。この生地に紙を張るために防水処理でドープ又は3倍に薄めたクリアラッカーを塗り生地完と成ります。組み上がった翼はサンディングブロックでサンディング成形します。

続いて胴体の制作です。胴体の基礎両側面を治具を使い左右同じ物を正確に作ります。